細川工業のワークフロー
細川工業は、製造・施工・運送の一貫体制で「高品質」「工期短縮」「低価格」を実現します。
当社で使用する材料は、主に厚さ0.4mm~1.0mmまでの薄鉄板です。ほとんどが2.5t~3.0t程度のコイルで、色・厚み・幅などさまざまなコイルがあります。当社では常時500本程度の材料を在庫しており、多様なニーズに即対応できるよう体制を整えております。
屋根材に成型する前に、ガラス繊維や、発砲ポリエチレンなどをコイルに裏貼りします。結露防止断熱効果にすぐれ、裏貼りすることにより不燃材としての良質な屋根材となります。
作業は、コイルの裏側にのりを塗布し、裏貼り材料を圧着してから、再度コイル状に巻き戻します。巻き戻されたコイルは仮置きし、完全に乾いた後屋根材に成型されます。
断熱材を裏貼りしたコイルを、成型機で屋根材に成型します。屋根材は約20m程度までを工場で成型し、それ以上長い屋根材の場合は現場に成型機を持ち込んで現場で成型を行います。現場成型では平均40m~50mが一般的ですが、100m以上の屋根材を成型した実績もあります。
水切、棟カバー、破風包みなどは、現場での寸法に応じて一本ずつ加工します。
それらの加工は、コイル切断→幅落とし(シャーリング)→角切・穴明け→折り曲げ(油圧ベンダー)の工程が主で、機械の配置もこの工程が効率的に行えるように考慮した配置としています。
油圧ベンダーによる折り曲げ加工は、長さ、鉄板厚に応じて2m、4m、6mの3種のベンダーを使い分けしています。鉄板厚は、0.4mm~1.0mmまでが一般的ですが、当社の油圧ベンダーでは3.2mmの鉄板厚まで対応可です。
当社の工場で成型した屋根材は、速やかにポールトレーラーにて積み出され、各現場へ運搬されます。
荷揚げはレッカーに行いますが、現場での成型の場合は成型品を1枚ずつ専用の吊具にて荷揚げを行います。屋根材の特徴として、「軽い」「やわらかい」「長い」ということで荷揚げには非常に高度な技術を要するため、当社では専用のクレーンオペレーターを養成し、スムーズな現場対応を行っています。
現場での取付は当社の最も得意とする分野です。
当社では、多くの技術者現場管理者を揃え、協力業者とのネットワークをいかし、万全の施工体制を整えています。